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歯が白くなるガムを噛むと本当に歯は白くなる?

ガムっていうと口臭対策が一般的ですが、最近はホワイトニングの為のアイテムとして歯を白くするガムが売り出されてますよね。

それがロッテが販売しているキシリトールガムです。 キシリトールといえば虫歯予防効果が有名で、日本歯科医師会が推奨するくらいですから、日常的に噛んでる人もいるかもしれませんね。

そんなキシリトールシリーズから歯を白くする効果があるガムとして登場したのががキシリトールホワイトです。

以前、羽生結弦くんのCMでちょっと話題になったので、このサイトを見てる人なら知ってる人が殆どではないでしょうか?

ガムを食べるだけで歯が白くなるなんて本当だとしたら嬉しいですよね。

でも、私達が本当に知りたいのは、キシリトールホワイトには本当に歯を白くする効果があるの?っていう点です。

ネットで調べてみたところ「効果はある!」 と書かれているサイトもあれば「効果はない!」と書かれているサイトもあってよく分かりませんでした。

そこで私自身、キシリトールホワイトを1か月くらい毎日噛み続けてみました。

で………私の感想としては「噛んで損することは無いけど効果は期待しないほうがいい」という微妙な感じに落ち着きました。

歯を白くするという謳い文句にはちょっとオーバーな印象を受けましたし、あと、大人の事情を節々から感じます(笑)

ここでは歯を白くするキシリトールホワイトについて私の思うところを書いていきます。

キシリトールホワイトが歯を白くする理由はメタリン酸ナトリウム

今市販されているキシリトールガムにはメタリン酸ナトリウムという成分が配合されているんですけど、この成分こそが歯を白くする効果 があります。

知らない人のために解説すると、メタリン酸ナトリウムは歯のエナメル質の着色を予防する効果があって、歯磨き粉にも使われています。

歯の着色を予防する効果はメタリン酸以外にも下記のものが有名です。

  • ポリリン酸
  • ピロリン酸
  • リン酸ナトリウム など・・・

ただ、ガムの味を損なわずに1番効果が出るのがメタリン酸だったのでこれがキシリトールガムに配合する成分として選ばれた、という話だそうです。

※メタリン酸ナトリウムは普通の加工食品にも使われてる成分で、厚生労働省が認めている食品添加物なので安全性は問題ありません。

メタリン酸ナトリウムのホワイトニングに関する実験

キシリトールホワイトは発売前に製造元のロッテがメタリン酸ナトリウムの着色を抑える効果について検証実験をしたそうです。

実験のやり方は至ってシンプル。

  1. 歯と同じ成分の物体(ハイドロキシアパタイト)を2個用意する
  2. それぞれコーヒーを浸す
  3. その後、1つは唾液成分に漬ける。(パターンA)
    もう一つは唾液成分+メタリン酸ナトリウムに漬ける。(パターンB)

この結果、パターンAは少し着色していたのですが、パターンBはほとんど着色しなかった そうです。

さらにメタリン酸ナトリウムを含むガムと、含まないガムを比較してコーヒーの着色がどれくらい異なるかの検証をしたところ、着色に大きな差が出たそうです。

この実験結果より、メタリン酸入りのガムの方が歯の着色を予防できる ことが証明されました。

この実験から確かにメタリン酸ナトリウムは着色を抑制する効果がある と言えるとでしょう。

ガムを噛むことで着色が防げるんだから、ある意味スゴイ話です。

歯を白くするガム、キシリトールホワイトの効果の有無は?

ただ、こう言っては何ですが「歯が白くなる!」という謳い文句には私はちょっと懐疑的です。

というのも、メタリン酸ナトリウムをたっぷり配合したホワイトニング歯磨き粉でも歯が白くなるまでに最低1ヵ月くらいは見る必要があります。

なのに、それより遥かにメタリン酸ナトリウムが少ないガムを噛んだだけで歯が白くなるっていうのはちょっと信じられないですよね。

あと、ただキシリトールホワイトを噛むだけでは実はあまり効果は得られないのです。

その根拠はとある研究機関が発表した『漂白後エナメル質へのメタリン酸ナトリウムの着色を抑制する効果と吸着性の評価について』という論文に書かれています。

この論文では下記のようにあります。

「メタリン酸ナトリウムはエナメル質表層に吸着されるが, 化学的な反応はないと考えられる. 着色抑制効果に関しては, 24時間まではコーヒーによる明度の低下を抑制したが, その効果は48, 72時間は持続しなかった」

要するに歯への着色を抑制する効果が期待できるのは24時間限定、ということです。

既に着色した状態の歯に対してはメタリン酸ナトリウムを使ってもさほど効果は期待できないみたいです。

メタリン酸ナトリウムの効果は歯の着色を予防すること です。歯を本来の色以上に白くすることではありません。

だからコーヒーを毎日飲む人がホワイトニングガムを噛みはじめると、その日以降の着色汚れはある程度防げますが、ガムのお陰でコーヒーを飲む前より歯がピカピカに白くなる、というのは原理的にありえなわけです。

その証拠に「ガムを噛んで歯が白くなった!」という口コミは見たことも聞いたこともありませんしね……

そもそも、ガムで簡単に歯が白くなるなら各種ホワイトニング歯磨き粉も歯医者のホワイトニングも何でこんなに沢山あるの?って話ですからね。

現時点においては「歯を白くする」という言葉はあくまで謳い文句として受け取り、その効果は過信しないほうがいいと思います。

キシリトールガムは信用できない?

あと、市販のガムに含まれる成分、キシリトールの効果にも私は疑問を感じます。

その理由は市販されているガム、タブレット、飴、歯磨粉などにキシリトールを配合している商品は沢山あるのですが、キシリトールは50%以上配合されてなければ効果はないからです。

でも「キシリトール配合」という表記は1%でも2%でも配合さえしてれば表記してOKです。

薬事法の関係で市販品に50%以上のキシリトールが配合されることはないので、世間でキシリトール配合を売りにしている商品はどこまで信用していいか不明瞭です。

※ちなみに、歯科医院ではキシリトール高配合の商品は扱ってもOKなので、歯医者にあるキシリトール製品にはきちんと「100%配合」と表示されています。

ですが市販のキシリトールを配合している商品は実際はものすごい低配合なので「○○%配合」と表記することはありません。

歯医者さんの間では市販のキシリッシュ、キシリクリスタルといった商品は気休め程度の効果というのが大半の意見だそうです。

歯を白くするガムの私の見解と大人の事情

このように、歯を白くするキシリトールホワイトは正直、歯が白くなるか?って言われると怪しいと思います。

ですが私は噛んで損は無いだろうって思ってます。

その理由は上でも書いたように「歯を白くする効果」ではなく「歯の着色を予防する効果」はありそうだからです。

ガムを噛むことは要するに歯を磨いていることに似ていて、きちんと噛むことによってガムが口内に残っている食べカスをキレイに巻き込んで取り除いてくれます。

あとガムを噛むと唾液が出るので食事により酸性に傾いた口内を中和して虫歯菌の活動を抑制してくれます。

虫歯になってしまうと歯はダメージを受けます、そしてダメージを受けた歯は着色しやすい状態になります。

だからそれを防ぐという意味なら、ガムはアリかもしれません。

※ただし、注意点として必ず無糖のガム を選んで下さい。でないと虫歯や着色の原因になっちゃいますからね

キシリトールガムを売っているメーカーの都合

ちなみに、「歯を白くする」という言葉は生産者であるメーカーや販売業者が考え出した宣伝文句ではないか?という声もあります。

キシリトールガムのセールスポイントがいつまでたっても「虫歯を予防」「歯を守る」だけでは消費者は飽きてしまいます。

そこで何か新しい訴追効果がある宣伝文句を求めて考えだしたのでしょう。

ですがホワイトニング効果が期待できる成分を少し入れただけで「歯を白くする」はどう考えても非現実的です。

ガムを噛むことで「歯を白くする」ことは出来ませんが着色汚れを予防し、虫歯予防、唾液の作用により口臭予防と口内の清掃には効果が期待できます。だから歯を白くするガムにあまり期待をしてはいけませんが、ガムを噛むこと自体は悪くないと思います。

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