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生まれつき歯が黄色い原因はテトラサイクリンかも

何で私は生まれつき歯が黄色いんだろ…?生まれつきだから諦めるしかないのかなあ・・・

このように世間には生まれつき歯が黄色っぽくて悩んでいる人がいます。

確かに生まれつきの体質として歯が黄色っぽかったり茶色っぽく変色している人はいます。

また、歯に健康問題は無くても生まれつき象牙質が厚いため、理想的な状態でも歯が黄色く見える人もいます。

しかし、歯の色はそれ以外にも様々な理由で変色するものです。

生まれつき歯が黄色い人に疑って欲しいのがテトラサイクリン歯の可能性です。

テトラサイクリンとは?

テトラサイクリン(Wikipedia)

テトラサイクリンというのは昭和後期に肺炎などの感染症対策として、特効薬として広く使われていた抗生物質です。現在でもその有効性から薬として処方されることは少なくありません。

しかし、このテトラサイクリン系の抗生物質はカルシウムと結合して歯の変色の原因となります。

具体的には、歯が作られる際に体の中に抗生物質が残留していると、抗生物質中の成分が歯にある成分と結合して変色します。

更に、この成分は紫外線と反応するので、光を浴びる「前歯」はより一層変色するため、目立ってしまいます。

変色する際の色には黄色の他に灰色や褐色などバラつきとムラがあるので、一概に黄色であるとは言えません。でも、時間が経つにつれ、変色はよりジワジワ進むことが分かっています。

「私テトラサイクリンなんて薬飲んだ覚え無いんだけど・・・・・・」

こんな人でも、実はテトラサイクリン歯の可能性はあります。その鍵は母親にあります。

母親が妊娠時、あるいは出産後の乳児期にテトラサイクリン系の抗生物質を摂取していると、子どもは胎内や母乳から吸収してしまっている可能性が高いんです。

また、歯の生え変わる小学生あたりの時期にテトラサイクリン系抗生物質を飲んだ場合もやっぱりテトラサイクリン歯になる可能性がUPします。

このように小さい頃からテトラサイクリン歯だったせいで、「自分の黄色い歯は生まれつきなんだ・・・」と誤解する人は多いみたいです。

ちなみに、テトラサイクリン歯は変色の度合いによって以下段階に分けることができます。

  • 第1度(F1):色は淡い黄色、褐色、灰色。歯冠全体が一様に着色されている
  • 第2度(F2):色はF1より濃い。歯冠全体が一様に着色されている
  • 第3度(F3):色は濃い灰色または青みがかった灰色で、歯に縞模様が現れる
  • 第4度(F4):着色が強く、縞模様が明白

※近年は縞模様の有無を問わず、色によって判断するケースが増えているようです。

4段階のうち、第2段階までなら歯を白くできる可能性は十分にあります。

でも、第3度以上の場合は効果が無かったり、変色部分が強調されたり、と満足できる効果を得ることは難しくなります。

テトラサイクリン歯が白くなるかは人それぞれ

歯を白く見せるための方法としては、世間ではホワイトニングが一番有名です。

ただ、ホワイトニングがテトラサイクリン歯に有効であるかというと、必ずしもそうとは限らないんですよね。

それはテトラサイクリン歯の状態やホワイトニングの効果は人によって千差万別だからです。

どの程度の効果が出るかは実際にやってみないことには分からないので、多少白くなっても望んでいたほどの効果が得られないケースも多くあります。

本当にひどい重度のテトラサイクリンの場合は、多少白くなった所で焼け石に水で「白い歯になった」っと言い切ることは難しいと思います。

またテトラサイクリン歯は普通の歯の黄ばみと違って紫外線による変色があるので、「一時的に白くなったけど、時間が経ったらすぐ黄色くなってしまった」というケースも存在します。

ただ、継続は力なり、という言葉もあるように歯を白くする努力を長期的に継続すれば、歯が白くなっていく可能性はそれだけ上がります。

テトラサイクリン歯が気になる場合は、歯科医師に相談するのも一つの手段です。

相場は安くても10万円からとなりますが、歯にものすごいコンプレックスを抱えているような人であれば検討する価値はあると思います。


また、仮にホワイトニングが無理だとしても、歯を白くする方法は他にもラミネートベニアやホワイトニング歯磨き粉など沢山あるので併せて検討してみてはいかがでしょうか?

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